カフェ頼政道

NPO法人 カフェ頼政道 設立を期して


NPO法人カフェ頼政道の昨日と明日

私たちは平成22年から民家をお借りして、コミュニティーカフェ、カフェ頼政道を設立し、音楽会、講演会、勉強会及び健康相談などを行うことにより、安心・安全な社会を築こうと、交歓・交流活動などを続けてまいりました。

とりわけ数多くの音楽会を開いて参りました。音楽が人を和ませる。音楽には多様な価値が含まれています。それが歌謡曲であろうがクラッシックであろうが、音楽には情緒的価値があります。瀧本祐造先生もおっしゃっていましたが、音楽は、心の奥底に仕舞いこんでおいた独特の気持ち(感情)を引き出してくれます。音楽を聴いて、思わず微笑んだり、悲しい気持ちになったり、力強いパワーのようなものが心の底から湧いてきたり、そっと優しく心をなでてくれたり・・・など。音楽は、音という言葉で、私たちの心に語りかけてくれるのです。 音楽には、時代を超えて歌い継がれ、聴かれる素敵な音楽がたくさんあります。今後も続けていきたと思います。

それから講演会も数多く開くことができました。何人もの先生に来て頂きました。この3年間は地域に誇りを持てる多くの人を発見できた3年間でもあります。地域の歴史、お茶などの産業、教育、科学、芸術、演芸・・・その分野はこれからもっと広がることと思います

東宇治高校生徒会との東日本大震災復興イベントもやりました。年末恒例のお餅つきは3年続いています。山田康之先生には御蔵山小学校で「学校カフェ」の特別イベントをなどで活躍して頂きました。

今後はもっと活動の裾野を広げたいと思い皆さんのご協力をお願いしてNPO設立の準備をしていましたところ、今春「NPO法人」としての設立承認を得ることができました。

NPO法人となったこの機会にボランティアスタッフの皆さんの努力についてここで改めて触れておきたいと思います。スタッフのみなさんは余剰な時間をカフェで使うということではなく、人と人のつながりや地域の再生に一肌脱ごうという強い気持ちを持っていただいて日曜日にもかかわらず参加してくれています。さらに皆さんはその気持を前面に出すことなく高齢の方と接することを見事にされ続けている。このこころもちがカフェの運動を支えていると思っています。このスタッフの行動力がカフェのエンジンです。この力がなければ今のカフェはなかった。皆様に感謝いたします
そして皆さんを不可欠のメンバーとして、機能し続けているカフェ頼政道の名は少しずつ宇治の人々の間で知られるところとなっています。

私たちはNPO法人『カフェ頼政道』という地域交流の中心となる空間を提供し、住民同士が支えあう仕組みの創成を目的としております。本活動が地域に根差した住みよい地域社会の醸成に寄与出来れば本懐です。

     2013年6月21日  NPO法人カフェ頼政道  理事長 門阪 庄三